横浜みなとみらいホール・小ホール レクチャーコンサートシリーズ
「ピアノの歴史」(全8回)

第2回:謀略家としてのハイドン
日時
2007年1月27日(土)午後6時
講師
伊東信宏(大阪大学助教授)
演奏
山名敏之(和歌山大学助教授)、山名朋子
使用楽器
フォルテピアノ
ロバート・ブラウン作(オーベルンドルフ、2001)
アントン・ヴァルター(ウィーン、1782、アイゼンシュタット・ハイドン博物館蔵)のレプリカ
音域:5オクターヴ/61鍵FF-f3、高音部三重弦
ストップ:膝レバー2(ダンパー、モデラート)
チェンバロ
マルティン・スコヴロネック作(ブレーメン、1990)
ニコラ・ルフェーヴル(ルーアン、1755)の二段鍵盤チェンバロのレプリカ
音域:5オクターヴ/61鍵FF-f3、2x8', 1x4', harp, manual coupler
クラヴィコード
マルティン・スコヴロネック作(ブレーメン、1984)
ヒエロニムス・ハス(ハンブルク、c1730)のフレットフリー式クラヴィコードのレプリカ
音域:5オクターヴ/61鍵FF-f3、低音部4'弦付き
□内容
 チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノという3種の鍵盤楽器が共存していた18世紀の後半の時代の様相を最も典型的な形で映しているのがハイドンのクラヴィーア・ソナタです。この回では、ハイドンの様々な時期の作品をこれら3種の鍵盤楽器で弾き分けます。また、同一作品を3種類の楽器で演奏することにより、それぞれの楽器の表現方法の違いを実地に検証します。
□演奏曲目
チェンバロ:初期のソナタとエステルハージ・ソナタ集から1曲
ソナタ ト短調Hob. XVI/44 WU.32
ソナタ ニ長調Hob.XVI/37 WU.50(第1楽章については、弾き比べもアリ)
クラヴィコード:ボスラー・ソナタ集から
ソナタ ト長調Hob.XVI/40 WU.54
フォルテピアノ:エステルハージ・ソナタ集から1曲と変奏曲
ソナタ イ長調Hob.XVI/26 WU.41
アンダンテと変奏曲 ヘ短調Hob.XVII/6



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