Cembalo, Clavicordo & Fortepiano

 


 

 

<近江楽堂バロック・シリーズ2003>

『チェンバロ・フォルテピアノ』出版記念

雅びなる響きと音楽への招待

レクチャー&コンサート《ピアノの源流を訪ねて》

 

お話と演奏 渡邊順生

 

「楽器について、音楽について、もっといろいろなことがわかったら、音楽を聴いたり楽器を弾いたりするのが、もっと楽しくなるのではないかしら?」 鍵盤楽器と音楽の変遷を追いながら、様々な疑問にお答えする、今までに例を見ないレクチャーとコンサートを組み合わせた異色のシリーズ。カラー・スライドをはじめとする視覚資料を駆使したレクチャーも好評です。今期は、18世紀を代表する3人の大作曲家ラモー、バッハ、モーツァルトに焦点を絞ったシリーズ完結編。

 

第W期(全3回)

 

第10回:4月20日(日) ラモー/クラヴサン・コンセール〜チェンバロの黄金時代とその終焉)〜

斬新な音響感覚で一世を風靡し、パリにオペラ王として君臨したフランス・バロック最大の作曲家ラモー。5曲の《クラヴサン・コンセール(合奏クラヴサン曲集)》(1741年)には、彼の音楽の魅力が集約されている。その他に、やはりオペラに題材をとったロワイエやバルバストルの独奏曲を紹介。【使用楽器:マルティン・スコヴロネック(ブレーメン、1990年)による18世紀フランス・モデル】


LECTURE: 2.00-3.00PM

CONCERT: 4.00PM-

ラモー:クラヴサン・コンセール(全5曲)
ロワイエ:めまい、スキタイ人の行進
バルバストル:デリクール ほか
共演:渡邊慶子violin, 平尾雅子viola da gamba

Harpsichord: Martin Skowroneck, Bremen 1990 French model       

 

第11回:6月1日(日) J・S・バッハ/ゴールトベルク変奏曲

《ゴールトベルク変奏曲》は、バッハのチェンバロ音楽の集大成とも言うべき晩年の傑作。ラモーの《コンセール》とは奇しくも同年に出版された。この回のレクチャーでは、楽器の話に加え、鑑賞の手引きとして、複雑に構成されたこの作品の成り立ちも解説します。【使用楽器:マルティン・スコヴロネック(ブレーメン、1999年)による18世紀ドイツモデル】


LECTURE: 2.00-3.00PM

CONCERT: 4.00PM-

J・S・バッハ:ゴールトベルク変奏曲(CDのページへ)

Harpsichord: Martin Skowroneck, Bremen 1999 German Model

 

 

第12回:7月6日(日) モーツァルト/3台の鍵盤楽器の饗宴

ーツァルトは、その生涯を通じて、チェンバロ、クラヴィコード、フォルテピアノの何れとも浅からぬ関わりをもった。この回では、本シリーズで初めてこれら3種類の鍵盤楽器を全て登場させ、彼の鍵盤作品中でも最高傑作の1つである《4手連弾のためのソナタヘ長調》を演奏する他、バッハやヘンデルに傾倒した知られざる側面をも紹介。シリーズ最終回。【使用楽器:チェンバロ/ブルース・ケネディ(アムステルダム、1998年)によるミヒャエル・ミートケ(ベルリン、1704年頃)のレプリカ;クラヴィコード/ジャン・トゥルネー(ベルギー、1998年)による南ドイツ様式のクラヴィコード;フォルテピアノ/フェルディナント・ホーフマン作(ウィーン、1790年頃)

 

LECTURE: 2.00-3.00PM
CONCERT: 4.00PM-

4手連弾のためのソナタ変ロ長調KV358(cembalo)
組曲ハ長調KV399(cembalo)
ソナタ ト長調KV283(clavichord)
4手連弾のためのソナタ ヘ長調KV497(fortepiano) ほか
共演:崎川晶子

Harpsichord: Bruce Kennedy, Amsterdam 1998                after Michael Mietke, Berlin 1704
Clavichord: Jean Tournay, Noville-les-Bois(Belgium) 1998         after Johann David Shiedmeyer, Erlangen 1791
Fortepiano: Ferdinand Hofmann, Vienna c1790

 

                        会場:近江楽堂(東京オペラシティ3F)

京王新線[初台]下車東京オペラシティ方面出口3分(新宿区西新宿3−20−2)

 

    レクチャー受講料:1回\.2000
コンサート:前売り\.4000/当日\.4500
レクチャー+コンサート:1回\.5000
シリーズ連続券:\.12000 (コンサートのみの連続券:\.10000)

 

        予約・お問合せ:近江楽堂・松木アートオフィス03-5353-6937

        チケット取り扱い:東京古典楽器センター03-3952-5515

                      東京文化会館チケットサービス03-5815-5452

                                       

本シリーズの内容は、渡邊順生・著『チェンバロ・フォルテピアノ』(東京書籍)に準拠したものです。

 

 

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